放射線測定器

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放射線測定器 CsBa-Probe(セシバリ・プローブ)

特性X線で物質中の隠れたセシウムを見つけます。

特徴

  • 地中に浸透したセシウムの全放射能を測る
  • サーベイメータ(GM・Nal)の欠点を補う測定法
  • 遮蔽が簡易で、持ち運びが可能
  • 非破壊での確度の高い測定を現場で実現

※パソコンはオプションです

特性X線による放射性セシウムの測定

放射性セシウムの崩壊

放射性セシウム137は崩壊の際、バリウム137の励起状態を経由します。励起状態は主としてガンマ線を放出して安定化しますが、一部は軌道電子放出により安定化します。軌道電子放出が起こると続いて特性X線放出が起こります。

Ba特性X線

放射性セシウムは崩壊の際、30kevの弱いX線と662kevの強いγ線を放出します。放射性Cs測定スペクトル

放射性セシウムの測定に利用される主な測定器

ベータ線の測定

GM管式サーベイメータ(ベータ線汚染検査系)
  • 表面汚染密度の測定に用いる
  • バックグラウンドの影響を受けにくい
  • 浸透した放射性セシウムの評価は困難

ガンマ線の測定

Nalシンチレーションサーベイメータ
  • 空間線量率や表面線量率の測定に用いる
  • バックグラウンドの影響を受けやすく、表面線量率の測定には大きな遮蔽が必要となる
γ線スペクトロメータ
  • ピーク分離による放射能の定量が可能
  • 大きな遮蔽が必要→現場での装置移動が容易ではない

特性X線の測定

CsBa-Probe(セシバリ・プローブ)
  • 遮蔽が簡易で測定器を持ち運ぶことが可能(約3kg)
  • 非破壊による全放射能の測定が可能(特性X線の計数率から放射性セシウムの全放射能を計算)

測定対象

仕様

一般名称
セシウム表層放射能測定器
検出器
直径2インチ×厚さ0.5mmCsl(TI)シンチレーションプローブ
構成
  • Csl(TI)プローブ(HV・MCA一体型)
  • 専用コリメータ(スラントコリメータ・パラレルコリメータ)
  • 制御PC(USB2.0端子付)
  • USBケーブル
  • 三脚(固定リング付)
  • 制御ソフトウエア(専用アプリケーション)
  • ソフトウエア動作条件:Windows7以上(32bit・64bit)

お問い合わせ

精密機器部
TEL:0438-63-7322
FAX:0438-63-3306
E-Mail:nbs_skb@nmp.co.jp

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